コンクリート構造物などの点検・調査

各種コンクリート構造物の点検・健全度調査等をお手伝いします。

  • 橋梁・トンネルなどの道路・鉄道関連施設
  • 砂防堰堤・頭首工・樋門樋管・護岸などの河川構造物
  • 防波堤・桟橋などの港湾施設
  • ダム・導水路・発電所などの電力関連施設
  • 農業用水路・用水トンネル・取水施設・ポンプ場などの農業関連施設
  • 下水道・浄水場・水路橋・サイフォンなどの上下水道施設

外観目視調査・打音調査などの基本的な調査・点検、鉄筋探査・テストハンマーなどの非破壊試験から,はつり調査・コア採取など,幅広い調査方法に対応します。 また採取したコアを利用した中性化・圧縮強度・割裂引張・静弾性係数・塩化物含有量試験などのコンクリート試験も実施しており,現場から室内試験まで,一貫してお任せいただけます。

調査項目

点検・外観調査

調査項目 規格 備考
樋門・樋管点検 平成24年 樋門等構造物周辺堤防詳細点検要領
平成25年 樋門樋管 点検・診断・評価の実施要領(案)など
河川カルテ作成 平成23年 河川カルテ作成要領など
橋梁点検・トンネル点検 平成26年 橋梁定期点検要領など
海岸堤防点検 平成26年 海岸保全施設維持管理マニュアルなど
その他各種構造物の点検
各種構造物の外観目視調査・変状図作成など

詳細調査

調査項目 規格 備考
コンクリートコア採取 JIS A 1107 など 中性化、圧縮強度、静弾性、塩分、促進膨張試験など
はつり調査 鉄筋腐食状況、腐食量、鉄筋径、鉄筋間隔、被り深さなど

微破壊・非破壊調査

調査項目 規格 備考
鉄筋探査 レーダ法 電磁誘導法 ストラクチャスキャン・プロフォメーター
リバウンドハンマー JSCE-G 504-2013  JIS A 1155:2012
中性化試験(ドリル法) NDIS 3419:2011
自然電位測定 JSCE-E 601-2007
小口径コアによる試験 ソフトコアリング、ソフトコアリングC+ 中性化、圧縮強度、塩分含有量
ボス供試体による試験 NDIS 3424:2011

背面空洞調査

調査項目 規格 備考
削孔+スネークカメラ・CCDカメラ スネークカメラ L=3.0m
レーダ法

特殊な調査

調査項目 規格 備考
樋管の連通試験 平成24年 樋門等構造物周辺堤防詳細点検要領

調査詳細

外観目視調査

左の図は変状図(外観目視調査結果図)の例です。

構造物の形状に応じて、ほとんどはCADにて作成します。
水路やトンネル、導水路などの構造物は、一般に展開図として作成します。

ひび割れや剥離・剥落、錆汁や漏水、スケーリングやポップアウト、豆板など、変状の種類は様々で、構造物の種類や置かれた環境によっても変わってきます。

各変状を図示する凡例は、各種の要領に明記されている場合もありますが、多くの場合は調査結果に応じて見やすいようにその都度適宜設定します。

コンクリートコア採取

コア採取は,中性化,圧縮強度,塩化物イオン量,アルカリ骨材反応試験など,各種試験を実施するために行ないます。

コアの大きさは一般的にはφ50~φ150mm程度の場合が多く,試験の内容や対象構造物,コンクリートの状況などにより選定します。

圧縮強度や静弾性係数試験の場合,試験のJIS規格ではコアの直径は粗骨材の最大寸法の3倍以上と規程されています。粗骨材の最大寸法は一般に20mm,25mm,40mmですので,その3倍以上のφ60~120mmがJIS規格のコア径となりますが,標準的にはφ100mmが多く採用されています。またコア長は、圧縮強度試験のJIS規格ではコア径の1.9~2.1倍となっていますが,コア径以上の長さがあれば補正することで試験は可能です。

はつり調査

はつり調査は,鉄筋径の把握,かぶり深さの実測,鉄筋の腐食状況の把握などを目的に実施します。

はつる面積はその目的により様々ですが,面積が大きいほど時間も費用もかかりますので、あまり広い面積をはつるのは経済的ではありません。

鉄筋配筋間隔については鉄筋探査,鉄筋腐食については自然電位の測定などの非破壊による調査方法もあり,それらと併用するのが合理的です。

主に鉄筋径とかぶり深さの把握が目的であれば,φ100~150mm程度の面積をはつれば十分です。

鉄筋探査

鉄筋探査にはレーダ法・電磁誘導法の2種類があります。

鉄筋の配筋間隔やかぶり深さを計測します。レーダ法では鉄筋位置・深度がわかりますが,深さについては鉄筋径が既知でない場合の精度は低く,ドリル削孔やはつり調査などによる実測値でのキャリブレーションを実施する場合があります。

背面空洞調査

レーダ法による空洞調査を実施しています。

道路トンネルや導水路トンネル、護岸等の背面空洞調査など、比較的部材厚の薄い構造物を対象に行っています。

またレーダ法に併せて、ドリルやコアドリルで削孔してスネークカメラ・CCDカメラなどを使用した空洞調査も実施します。

樋管の連通試験

樋門・樋管直下に連続した空洞が生じた場合、洪水時などには、その部分が水みちとなり浸透流(河川水の流出入)が発生する危険性があります。本来は遮水矢板により、浸透流を遮断する構造となっていますが、大きな抜け上がり・不同沈下を生じた堤防では遮水矢板の破損・抜け落ち等で遮水機能が失われている場合があります。また、浸透流(量)が増大すると、さらに大きな抜け上がり・不同沈下等の悪循環に陥り、近い将来に構造物や堤体の機能損失・崩壊につながる恐れがあります。

連通試験は、樋管の底版下に直接送水して、遮水矢板を挟む水みちの連続性と矢板の機能を把握することを目的に実施する試験です。

連通試験には樋管の底版を削孔して試験孔を設置する方法と、ボーリング孔を利用する方法があります。

樋管の連通試験(底版削孔法)

樋管の底版をコアカッターで削孔し、パイプを立ち上げて試験孔とします。

樋管の縦断方向に遮水矢板を挟む位置に試験孔を複数設置します。設置した試験孔に一つずつ注水して水頭を上昇させ、その時の他の試験孔の水位変化を計測します。

遮水矢板が機能していない場合、矢板を挟んだ位置の試験孔の水位にも変化が見られます。

樋管の連通試験(ボーリング法)

小口径の樋管や、管内の水位が高く中に入れないような樋管については、ボーリング法で実施します。

樋管の管体わきでボーリングを実施し、底版下まで削孔します。塩ビパイプを挿入し、ナイスシール等で底版周囲を遮水します。

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